「ブラケットはロストワックス鋳造で」

作業工数削減
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先週は一般社団法人 日本食品機械工業会主催の
FOOMA JAPAN2024が開催されました。
非常に多くの来場者が訪れ、盛大に開催されました。

「食の安全・安心」という基本はもとより、
生産性向上や高効率のための技術、
自動化、省人化を図るロボットも多数出展されていました。

私たち部品メーカーとしても
このようなニーズに対応すべく、
パーツメーカーの立場から貢献していければと
思っております。

さて、今回はロストワックス鋳造の活用事例のヒントについて
書かせていただきました。

是非ご参考にしてください。

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「普通板金で考えちゃうよね。
でもこれも鋳造で出来るんだ。目からウロコだね」
先日お客様から聞いたお声です。


お客様の話していた製品はブラケットです。
ブラケットとはいわゆる機械部品の強度を高めたり、
別の部品をつなぎ合わせたりするための金具です。
壁に棚を設置したりするときにL型のブラケットを使ったり、
機械部品としては片持ちの支持具などを指します。

今回もある器具を壁に取り付けるための
片持ち支持を目的としたブラケットだったのですが、
用途の関係でかなり複雑な形状でした。

ブラケットというと、板を曲げたり
溶接をしたり、プレスをしたりといった
作り方が一般的です。

しかし形状によってはとても作りにくかったり、
「本当は、こういった形状があればいいのに・・・」
と思いながら、結局高くつくし工程も多いから
あきらめていたということもあります。

実際ブラケットは様々な形状があり、
複雑にならざるを得ない場合がありますよね。

そういったとき、モリチュウでは
「ロストワックス鋳造で作っては?」という
ご提案をいたします。

単純な形で3mm程度の場合は板金でよいのですが、例えば
・強度を上げるため、肉厚にしたいんだけど・・・
・強度を上げるため、曲げる部分にRあるいは補強を付けたいな・・・
・複数の部品を溶接してつくっているが、溶接部分の亀裂が心配だ・・・
・溶接箇所のやけ落としが面倒・・・
・曲げ工程が多く非常に作りにくい・・・
・こんな形にしたいんだけど、型が当たってしまい曲げられない・・・

こういった場合は、ロストワックス鋳造の方がメリットが出る可能性があります。

ロストワックス鋳造は、
複雑な形を薄肉で一発で作れるのが特長。
強度をつけるためのRも、型に最初からアールをつけておけば問題なし。
穴の大きさもある程度の大きさを確保できれば、加工不要。
ロウ型を抜く方向もかなり融通が効きます。

ロストワックス鋳造の肉厚は平均で4mm程度
部分的には3mmも出来ます。

板金で複雑なものを作っている場合、
特に、強度が必要な複雑な形状の
固定用金物を板金で作っている場合、
ロストワックス鋳造でメリットが出せるかもしれません。
このような複雑な形状のブラケットを使用している方、
金属加工部品についての様々な課題がある方、
鋳物についてもっと知りたいという方、
ぜひ、モリチュウにご連絡ください。

鋳物をまなぼう「ロストワックス鋳造ミニセミナー」も
随時開催しております。

さらに、条件によりますが、
「型代ゼロ」のご提案も始めました。

是非皆様方の課題解決に
モリチュウをご活用ください。
モリチュウでは、お客様の幅広いニーズに合わせて、
適切な素材や製造方法のご提案をしています。
製造面、調達面、開発面での課題について
モヤモヤしていることがあれば、
是非以下URLよりお問い合わせください。
お待ちしています!

株式会社モリチュウ 
代表取締役 森 雄児

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