【原価100円アップでも利益はプラス?】設計・調達担当者が知るべき「一体成形」によるトータルコストの最適化

■ お客様からいただいた「本質を突いた一言」
先日、あるお客様と今後の部品製造についてお話ししていた際、非常に深く共感するお言葉をいただきました。
「付加価値の捉え方はいろいろですよね。原価100円上がってもその分で500円の仕事ができるのであれば、当然進めることになります。人がいないし入社もする人もいないので、物が作れなくなると困るので」
このお言葉には、現代の日本の製造業が直面している課題と、それを乗り越えるためのヒントがすべて詰まっていると感じています。
■ 現場を取り巻く「深刻な人手不足」と製造の限界
現在、多くの厨房機器・食品機械メーカー様において、「深刻な人手不足」と「職人の高齢化」が大きな課題となっています。
部品を調達・製造する際、パーツを溶接や板金で細かく組み立てる方法を選択しているケースは少なくありません。しかし、こうした手作業の加工には熟練の技術が必要です。求人を出してもなかなか人が入らない今、これまでのやり方に頼り続けていると、いずれ「人手が足りなくて製品自体が作れなくなる」というリスクが現実味を帯びてきます。
■ 部品単価に囚われない「トータルコスト」の考え方
こうした人手不足の課題に対する解決策として、私たちがご提案しているのが、パーツをバラバラに作って溶接するのをやめ、最初から一つの形として形作る「一体成形」への切り替えです。
ここで重要なのが、先ほどのお客様のお言葉にある「付加価値の捉え方」です。
溶接組み立てから、鋳物(ロストワックスなど)による「一体成形」に工法を変更する場合、初期の型代が発生したり、部品単体としての原価が100円ほど上がったりすることがあります。そのため、一見すると「コストアップ」に見えてしまうかもしれません。
しかし、トータルコストや社内のリソースに目を向けてみてください。
一体成形にすることで、これまで社内や外注先で行っていた「いくつもの部品の溶接・加工・組立」という工程が丸ごとゼロになります。
単体原価が100円上がったとしても、それによって職人の手作業や管理の手間(500円分の仕事)が浮くのであれば、その浮いた時間と人員を別のより付加価値の高い業務に回すことができます。結果として、会社全体で見れば大きな利益と生産性の向上につながるケースが非常に多いのです。
■ 「ステンレス鋳物のプロ」モリチュウができること
私たちモリチュウは、85年の歴史を持つ鋳物メーカーです 。現在は厨房機器・食品機械メーカー様向けに「ステンレス鋳物のプロ」として、薄肉かつ複雑な形状を一体成形できる「ステンレスロストワックス」の活用提案を行っています 。
・工程の劇的削減:複雑な複数パーツの溶接組み立てを、一発の一体成形へ置き換えてトータルコストを削減します 。
・品質と衛生面の向上:溶接の隙間や段差がなくなるため、食品機械で特に懸念される「異物混入リスクの回避(HACCP対応)」やサビ対策にも直結します 。
・設計段階からのパートナーシップ:3D-CAD等を駆使し 、「どうすれば最も手間のない形状にできるか」を設計の初期段階から一緒に考え、プラスアルファのアイデアをご提案します 。
検討を始める良い機会にしませんか?
もし現在、
「製品の溶接加工が多く、これ以上コストが下がらない」
「現場の組み立て人手が足りず、納期管理に追われている」
といったお悩みを抱えているのであれば、製造方法を「一体成形」に見直す絶好の機会かもしれません。
図面が完全に固まってしまう前であれば、より柔軟でコストメリットの出せるご提案が可能です。ぜひ一度、お気軽にご相談ください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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-追伸-
モリチュウでは、お客様の幅広いニーズに合わせて、適切な素材や製造方法のご提案をしています。
製造面、調達面、開発面での課題についてモヤモヤしていることがあれば、是非お問い合わせください。お待ちしています!