内面が複雑な形状が得意です
「このように内面の形状が複雑にできるのはいいですね」
「内面に大きな曲面がつくれるのは、鋳造だからですね」
先日お客様から【ロストワックス鋳造】について、こんなお声をいただきました。
食品関連では、食品の材料となる液体がパイプの中を通って生産工程に供給されることがありますが、その際に経路内面に大きな曲面(いわゆるR)が必要とされます。
▼Rとは…
Radius(半径)の頭文字で、円弧や曲線の半径を表します。
食品製造の現場では、パイプの角を丸くする際にこのRが使われ、「Rをつける」という言葉で表現されます。
食品製造で使用するパイプにR付ける理由は、主に以下の点が挙げられます。
・Rをつけることにより、液体がパイプ内をスムーズに流れ、滞留を防ぎ、パイプ内に異物が溜まりにくくなる。
・角があると、スポンジやブラシが届きにくく、洗浄が難しい。R形状なら隅々まで清掃できる。
・パイプの接合部や曲がり部分に力が集中するのを防ぎ、パイプの寿命を延ばすことができる。
「部品の内面に大きなRをつけたい」
「ポンプ部品のように、内面が複数の部屋に分割されるような形状にしたい」
といった要望があっても、どのように製作すればよいか、どこに相談をしたら良いか分からないという方も多いはず…
そのお悩み、モリチュウが解決します!
一般的に何か部品を作ろうとすると、まず溶接や削り出しを考えますが、上記のような複雑な形状は溶接や削り出しではつくりにくい…
しかし、ロストワックス鋳造であれば、製作可能!
「複雑形状・薄肉一体化」が得意な鋳造で、外側だけではなく、内側も複雑に出来ます。
また、ロストワックス鋳造は鋳肌がなめらかという特徴を持ち、内側の表面もなめらかになるので、液体がスムーズに流れます。
内面が複雑な部品を作りたい!
「ステンレス鋳物のプロ」はそんなお客様のご要望を実現できるかもしれません!
好評の鋳物をまなぼう「ロストワックス鋳造ミニセミナー」も随時開催しております。
さらに、条件によりますが、「型代ゼロ」のご提案も始めました。
是非皆様方の課題解決に、モリチュウをご活用ください!
-追伸-
モリチュウでは、お客様の幅広いニーズに合わせて、適切な素材や製造方法のご提案をしています。
製造面、調達面、開発面での課題についてモヤモヤしていることがあれば、是非お問い合わせください。お待ちしています!
株式会社モリチュウ
代表取締役 森雄児