ポジティブリスト制度
先日お客様から【ポジティブリスト】についてご質問いただきました。
「ポジティブリストって何ですか?」
「モリチュウの製品は大丈夫なの?」
お客様の疑問から、今回は【食の安全】と【ステンレス鋳物】について深堀りしていきたいと思います。
▶ポジティブリストとは…
食品用器具・容器包装などが私たちの健康に悪影響を与えないよう、安全性確保のために設けられたのが「ポジティブリスト制度」※2020年6月1日から施行
安全性を評価した物質のみをリスト化し、それ以外の物質の使用を禁止する制度。
つまり、私たちが毎日口にする食品の安全を守るための、とても重要な制度なのです◎
2025年5月末までは、ポジティブリスト制度の完全な施行に向けて、一定の猶予期間(経過措置期間)が設けられました。経過措置期間終了が迫った今、厨房機器や食品機械に関連するお客様の関心が高まっているのは間違いないと思います。
▶なぜ今、ステンレス鋳物が注目されているのか?
ポジティブリストの対象は主に樹脂ですが、金属にも影響が及ぶケースがあります。
例えば、錆止めや美観のために金属に塗られる塗料の中には、ポジティブリストの対象となるものもあるのです。
そこで注目されているのが、「ステンレス鋳物」です。
食に直接触れる素材として安全性が高いステンレス
ステンレスは、そもそも錆びづらい素材なので、錆止め塗料が必要ありません。
なので、ここでポジティブリスト関する懸念が激減します。
成分比率、加工法、使用条件(温度、酸性度、接触時間など)を適切に管理すれば、ステンレスは安全で信頼性の高い素材として広く利用が可能です◎
形が自由になり、安全性も高いステンレス鋳物は、ポジティブリストの観点からも優位性があります。
表面処理などのコストも削減でき、工程も減らせるので、管理も楽になり、お客様の時間削減につながる。
今こそ、モリチュウが「ステンレス鋳物のプロ」としてお客様にお役立ちできると信じています。
モリチュウがステンレス鋳物にこだわる理由は、単に「安全な素材」ということだけではありません。
ステンレスはリサイクルが容易で、資源の無駄を削減できます。
環境負荷対策は今後避けては通れない課題。モリチュウでも問題意識を持ち活動していきます。
ポジティブリストに関心がある方、ポジティブリストによる課題に直面している方、「ステンレス鋳物のプロ」はその解決策をご提供できるかもしれません。
ぜひモリチュウにお問合せください!
鋳物をまなぼう「ロストワックス鋳造ミニセミナー」も随時開催しております。
さらに、条件によりますが、「型代ゼロ」のご提案も始めました。
是非皆様方の課題解決に、モリチュウをご活用ください!
-追伸-
モリチュウでは、お客様の幅広いニーズに合わせて、適切な素材や製造方法のご提案をしています。
製造面、調達面、開発面での課題についてモヤモヤしていることがあれば、是非お問い合わせください。お待ちしています!
株式会社モリチュウ
代表取締役 森雄児