「塗装レスで環境負荷改善」

その他
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「今までは塗装で対応をしていたのですが、これで根本的な錆び対策ができます。」

先日、鉄素材からステンレス鋳造品に素材を変更したお客様のお声です。
異物混入やさび対策が課題であったお客様に対し、ステンレス鋳造をご提案しご採用いただいた事例となります。
そして塗装をなくすことも、大きなメリットになりました。
さて、今回の事例では、塗装について改めて考える機会となりました。

普段からよく使われている塗装。塗装は外観を美しくするだけでなく、遮熱や錆止めなど多様な用途があります。
世の中に出回っている多くの製品や建造物などには塗装が施されています。
その一方で塗料には大気汚染の原因である揮発性有機化合物(以下、VOC)や温室効果ガスである二酸化炭素(以下、CO2)を排出してしまうといった問題をはらんでいます。
SDGsの観点からも塗装については、考えていかなければならない課題です。

 ※「ステンレス鋳物のプロ」は創業80年の経験から、鋳物技術、ステンレス等素材の特性、そして厨房機器・食品機械メーカー様の業界特徴やニーズを熟知した上であらゆる対策を講じることが可能な「ものづくり設計サポーター」です。

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さて、塗装の材料に使われる塗料は主に、塗膜の主成分である「樹脂」と「顔料」、そしてそれを溶かす「溶剤」の3つの成分から構成されています。
これらのうち、環境に対して悪影響を及ぼしうるのがシンナーを中心とした「溶剤」です。
この問題に対する解決策として期待されているのが、水性塗料です。
耐久性が溶剤系塗料と比べて低いものの、VOCの排出量が少なく健康や環境への影響も小さいことから溶剤系塗料に代わる塗料として注目されています。
その代表例が粉末塗料と呼ばれるものです。


いわゆる粉体塗装です。
しかし、すべてのものを粉体塗装にするわけにはいきません。
残念ながら、塗料を使う以上環境に対する負荷は発生していまいます。
そうなると、塗装をしないという選択肢も必要になってきます。


そこで注目されるのが「ステンレス鋳物の活用」です。
前述の通り、塗装の目的は「外観を美しくする」、「遮熱する」そして「錆止めをする」があります。
それに対し、ステンレス鋳物は文字通り錆びづらいステンレスが主成分です。
つまり「 防錆は不要」ということになります。
そして、特別な用途でなければ 着色しなくても見た目がとてもきれいです(着色が必要な場合は塗装が必要になりますが・・・)。

もちろん塗膜剥離のリスクもなくなりますので、ステンレス鋳物は「防錆対策」、「塗膜剥離」に加え、「SDGsに対する貢献」にも有利になります。
そう考えると「ステンレス鋳物」の新たな価値も見えてくるのではないでしょうか。

地球環境を守る取り組みは、これからの企業活動を行う上で避けては通れません。
今後、環境負荷対策にも貢献するステンレス鋳物にご関心のある方は、是非モリチュウまでお声がけ下さい。

今回は、ステンレス鋳物を地球環境の視点から書かせていただきました。
モリチュウでは、お客様の幅広いニーズに合わせて、素材や製造方法のご提案をしています。
調達面での課題、開発面での課題についてモヤモヤしていることがあれば、是非以下URLよりお問い合わせください。
何か新しいヒントが見つかるかもしれません。



株式会社モリチュウ 

代表取締役 森 雄児

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