もう取りに行くのはやめましょう!

作業工数削減
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「資材担当者が可哀そうです・・・」

 モリチュウでお取引をしているお客様の工場長の切実なる声です。特にいま電子部品、基盤などが入って来ずその確保に翻弄されている、あっちこっちに連絡をして部品をかき集めている・・・そのような部下の姿を見て思わず出てきた本音ではないでしょうか。

 そして、これは他の多くのお客様から聞くお声でもあります。

 さて、これは一過性のことでしょうか。電子部品関係はしばらくすると落ち着くかもしれません。しかし日本の場合は労働人口が減っていくので、どこかで同じような現象は少なからず発生すると思われます。

 私たちが推進しているモットーに「資材担当者の欠品ストレス0にする」ということがあります。残念ながら電子部品はあまりにも分野が違い過ぎるので対応出来ませんが、自分たちの関係する金属加工の分野では欠品を極力0に近づける努力をしております。

※「ステンレス鋳物のプロ」は創業80年の経験から、鋳物技術、ステンレス等素材の特性、そして厨房機器・食品機械メーカー様の業界特徴やニーズを熟知した上であらゆる対策を講じることが可能な「ものづくり設計サポーター」です。

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 そんな中で、鋳物を含めた素材、加工、表面処理を別々の会社に依頼をしているケースを見受けます。ただでさえ電子部品調達で頭を抱えている資材の担当者が、頭を下げてお願いして仕事をしてもらったり、出来た物を取り行って次の協力会社に持って行ったりといったこともあるようです。

 かつてはコストを下げる為にそのような対応をされていたのだと思います。そしてそれは合理的な考えでした。しかし、今様々なことがスピードで動く時代になり、そして様々な管理項目が増え、逆に人は少なくなってきています。加えて残業を減らせとなるのでたまったものではありません。

 トヨタが提唱する7つの無駄の中に「運搬のムダ」があります。「製造において真に付加価値を生みだすのは、加工、組み立て、検査などの作業であり、運搬は価値を上げない必要悪の活動ですから、少なければ少ないほど良い」と山梨学院大学客員教授の熊坂治氏は言っています。もし、無駄な運搬を自社の社員が行っていたら無駄の上乗せになってしまう・・・ということになります。

 加えて、各工程を別々に頼むことにはもう一つ別のデメリットがあります。それは責任の所在です。

例えば、ある部品を作る際に、A社→B社→C社を経て完成するとします(例えば鋳物素材屋→加工→表面処理)。ところがその製品が不良だったとします。そうなると、その不良の原因が、

①素材が悪かったのか

②加工が悪かったのか

③表面処理が悪かったのか

分からない状況になります。表面処理会社は加工会社が悪いというし、加工会社は素材が悪いといい、素材はあと工程が悪いと責任のなすり付け合いが発生します。例えば、素材の会社は「素材が不良であることを分かって加工をした加工会社が悪い」といい、加工会社は「ウチは素材を検品する所まで請け負っていない」といったケースです。

しかしこれは当然といえば当然。不具合であると言える現物が既にない状況で認めるはずはありません。最終的には誰が不良の補償をするのかという金銭問題にもなり、結局お客様が負担をすることになるケースも多々あります。そして何より、そのゴタゴタを処理するために多くの時間を使うことになります。そしてこれは当然ですが、全く付加価値を生んでいません。

 これまで見てきたように、このようなこと、つまり「運搬の無駄」と「不具合対策の無駄」を回避するためにも、ある程度工程をまとめた方がメリットがあるということが分かります。

 「ステンレス鋳物のプロ」は「ステンレス鋳物の魅力と活用方法」と、「モリチュウ独自の管理手法とネットワークの広さ」を組みあわせたものです。なので、素材から加工、表面処理まで一貫して対応できます。それは、モリチュウのある川口市が、鋳物を中心とする金属加工に関連する多くの業種が集まっていること、長期にわたって信頼を築いてきた海外とのネットワークがあるからこそできることです。

 

 モリチュウでは、これらを活用し、お客さまに対し「ワンストップサービス」を提案しています。

 資材担当者の皆さん、もう取りに行く無駄を無くしましょう。そして不具合対策のゴタゴタを生み出す温床をなくしましょう。モリチュウはそのお手伝いをいたします。

 いま求められているのは生産性向上です。ワンストップによる運搬の無駄や管理手間を省けば生産性向上が期待できます。協力会社管理において効率化を推進した方、是非お気軽にモリチュウにお声がけください。

 モリチュウでは、お客様のニーズに合わせて、素材や製造方法のご提案をしています。

調達面での課題、開発面での課題について、お話を聞きながら解決策のご提案をいたします。進めてしまってから後に戻るリスクを避けるためにも、今モヤモヤしていることがあれば、是非以下URLよりお問い合わせください。何か新しいヒントが見つかるかもしれません。

これからも、こちらのコラムでは、素材や製造方法、そしてお客様のお役に立つ取り組みなどをご紹介していきます。

株式会社モリチュウ 

代表取締役 森 雄児

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