欠品ストレスを0にするために

その他
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 「モリチュウさんはしっかりと検品をしてくれるし、納品面でも在庫の確保もしてくれるので安心できます」

「在庫情報や製作状況を共有していただけますし、継続的に納品してもらえるので助かります」

 大変ありがたいことに、このようなお声をいただくことがよくあります。

 モリチュウでは、「ステンレス鋳物のプロ」として様々な鋳物部品を製作をしておりますが、ただ作るだけでは片手落ちだと考えています。自分たちの作る鋳物部品がお客様のサプライチェーンの中で重要な役割を果たしているという認識を強く持つことが大切だと思っています。

※「ステンレス鋳物のプロ」は創業79年の経験から、鋳物技術、ステンレス等素材の特性、そして厨房機器・食品機械メーカー様の業界特徴やニーズを熟知した上であらゆる対策を講じることが可能な「ものづくり設計サポーター」です。

 最近電子部品や基板がなかなか入って来ないという話をよく聞きます。物によっては納期が1年先といったものもあると聞きます。実はモリチュウもある設備を導入しようとお願いをしたのですが、納期が8か月以上もかかるということで、驚きを通り越した気持ちになりました。

 更に、「だって入って来ないんだからしょうがないでしょう」と開き直り的な回答をされ、呆れる思いをしたこともあります。

 また、同じ金属部品でも「発注から7か月もかかるんだよ」といったお話も聞きました。余程難しい物であるのであれば話は分かりますが、いくらなんでもそれではかかり過ぎ・・・と思うのは当然だと思います。

 自分たちがそのような思いをしたのであれば、お客様に同じような思いをしてほしくないと考えるのは当たりまえ。そこでモリチュウは可能な限り欠品をしないよう、あらゆる手を尽くすことにしております。

 もちろん様々な事情で時間がかかることはありますが、そうならないようモリチュウでは安定供給する仕組みを作っています。

 安定供給をする仕組みとして、生産計画を綿密に作成し、タイムリーに製作、納品するといったことが考えられます。お客様とシステムをつないで情報を共有するといった方法も考えられるかもしれません。しかしモリチュウではそんなことはやりません。なぜなら、それを使いこなせる優秀な社員がモリチュウにはいないからです(笑)。

ではどうするのか、その答えは「在庫」です。

「何だそんなことか」と思われるかもしれませんが、それが最もシンプルな答えです。私自身シンプルな解決方法が最もパワフルだと思っています。そしてお客様に分かりやすいので安心をしていただけます。

 

 さて、在庫をつくると言っても、こちらの都合で勝手に作るわけには行きません。「あの部品ですが、今〇〇個溜まりましたので買ってください」と言われても困惑されるだけですし、そんな不誠実な会社とは取引したくないと思われてしまいます。

 そこで、次のような仕組みを作りました。

まず、年間のおよその使用数を確認します。そして基本的に1回の発注ロット分を自社で在庫しておきます。ご発注をいただいたら在庫から即納品し、次の分の製作に入ります(御内示をいただいて製作します)。長期の休みなどに入る場合(特に中国の春節など)は年間使用数を参考にお客様とご相談をしながら前もって製作を進めます。

 更に、毎月モリチュウにある在庫数をお伝えし、今後の生産計画と照らし合わせて問題ないかの確認をし、生産を増やすか、控えるかなどの情報を共有します。在庫があれば急な受注増でも何とか調整ができます。

 ただ一つお願いをしていることは、在庫分についてはお買取り保証をお願いしております。

 以前は「ジャスト・イン・タイム」が良いと言われておりましたが、東日本大震災以降、その価値観は変わりました。最近ではコロナウイルスの蔓延やロシア・ウクライナ情勢で物の流れが止まってしまって困ったというお話もよく聞きます。今は在庫をサプライチェーンのバッファーとして適切に活用することが最も大事であると考えています。そしてそのお役立ちをすることも「ステンレス鋳物のプロ」の一部なのです。

 もし、「今頼んでいるものがなかなか入って来ない」、「納期の回答が全くないし、いつもこちらから連絡をしている」といったストレスを感じている方がいらしたら、モリチュウに是非お気軽にお問合せください。

 モリチュウでは、お客様のニーズに合わせて、素材や製造方法のご提案をしています。

調達面での課題、開発面での課題について、お話を聞きながら解決策のご提案をいたします。進めてしまってから後に戻るリスクを避けるためにも、今モヤモヤしていることがあれば、是非以下URLよりお問い合わせください。何か新しいヒントが見つかるかもしれません。

これからも、こちらのコラムでは、素材や製造方法、そしてお客様のお役に立つ取り組みなどをご紹介していきます。

株式会社モリチュウ 

代表取締役 森 雄児

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